【カウンセリング】白血球分画から推測できること

こんにちは。
山形県鶴岡市の「女性とこどもの整体院 のびやか」です。

今週の食事カウンセリングのお客様は50代女性、
主訴は、
リウマチ性多発筋痛症
慢性胃炎
の方でした。ブログ掲載の許可はいただき済です。

この方がのびやかにいらっしゃった最初の動機は
「リウマチ性多発筋痛症による痛みの改善」でした。
一度目の施術で可動域が増え、
多少楽になった部分はあるものの、食事も見直したい、
というご希望で、カウンセリングも行うことになりました。

3日間、LINEで食事記録を送ってもらいました。
それから、ここ数年の健康診断結果や、
今年前半にリウマチ性多発筋痛症を発症した頃の
血液データを拝見しました。

血液データでは、
蛋白量が足りてなさそうかな、
抗酸化力やエネルギーを作る力が低そうかな、
などいろいろあった中で、
思わず二度見した項目がありました。
白血球分画(ぶんかく)です。

白血球は、
「体に侵入した異物をやっつける戦闘集団」
でしたね。
集団なので、いろんな種類があります。

「はたらく細胞」のヒーローは、白血球の「好中球」

分子栄養学では、白血球の分画データから
「精神的ストレス」を推測します。
ざっくり言うと
好中球=交感神経
リンパ球=副交感神経
を反映しているからです。

この方のデータは
好中球89.2%、リンパ球8.3%
でした。
交感神経がバリバリ優位になってると想像されます。

データを二度見して、
他の項目も見て、
「いつも何かに悩んでて、
気の休まる時間を持ててなさそう…」
そんな連想をしました。
カウンセリングの日にお話を伺った所、
家族、介護、仕事、親戚づきあいなどなどなど、
ここ数年にわたり、
相当ストレス過多な環境にいらっしゃいました。

カウンセリングでは、データの説明に加え、
日々の食生活で意識する事や、
避けた方が良い食品やサプリメントの説明をしました。

お客様の元々のご希望もあり、
近隣の栄養療法クリニックを紹介しました。
ドクターの診察を受けてみないと何とも言えませんが、
リウマチ性多発筋痛症の改善には、
慢性胃炎の対策も必要になると予想されます、と伝えました。

慢性胃炎が無症状なので、この結論は意外そうでした。
炎症とストレスなどの理由を説明したら、
ご納得いただけたようでした。

お客様には、
「病気になってしまったけれど、
これを機に、仕事や人間関係を見直して、
前を向いて生きていく」
という良い意味での開き直りや、
強い意志を感じられました。
クリニックは車で片道2時間はかかるのですが、
とても前向きに検討しているようでした。

敷居が高くなりがちな栄養療法。
のびやかが橋渡しをできたら、嬉しく思います。