上部頸椎を大切にしている理由②

こんにちは。
山形県鶴岡市の「女性とこどもの整体院 のびやか」です。

「のびやかが上部頸椎を大切にする理由」
2つ目はこちらです↓↓↓

「第1頸椎の内側に、
自律神経の2番目の司令塔があるから」

「自律神経」
このブログでもよく出てくる言葉ですね。

体を動かすなど、
外から見える反応を起こすのが、
「体性(たいせい)神経系」、
体の中での反応を起こすのが「自律神経系」です。

「体の中での反応を起こす」
ってわかりにくいですが。。。

真冬の寒い場所にいても、
熱い温泉に浸かっていても、
体温はいつもほぼ一定に保たれていますよね。
このような
「刺激に対して調節をする」のが自律神経系です。

(このブログでは「自律神経」に統一します)

自律神経の中枢は、脳のほぼ中央、
視床下部(ししょうかぶ)という所にあります。
そして、脳幹(中脳・橋・延髄)と背骨の脊髄に
「2番目の中枢」があります。

会社で例えるなら、
視床下部=社長
脳幹や脊髄=部長や課長
です。
脳幹や脊髄は、社長の指令がなくても、
部下(からだ)に命令を出せるような存在です。

なぜ「2番目の中枢」なんてものがあるのか?

外部からの刺激に対して、
少しでも早く対応したいからです。
視床下部に毎回お伺いを立てるのは、
時間のロスになるんですね。
そのへんも会社に似ています。

第1頸椎の内側には、
脳幹の一部、延髄があります。
延髄には、
肺、心臓、胃、肝臓、すい臓、小腸
の副交感神経があります。

Wikipediaの画像をざっくり重ねただけですが。。。

上部頸椎カイロプラクティックでは、
第1頸椎がゆがむと、
延髄の微細な血流が悪くなり、
副交感神経の働きが落ちる、

と考えます。
延髄だけでなく、脳幹全体の血流も落ちるでしょう。

自律神経の働きが鈍ると、
眠れない、熟睡できない
いつも疲れている、
胃腸がもたれる、便秘や下痢になる
などの症状が現れます。
いわゆる「自律神経失調症」です。

どれもつらいですよね

のびやかでは、
施術の効果を安定させるために、
30分の休憩時間を設けています。

「最近よく眠れない」とお悩みのお客様で、
この30分で熟睡する方がいらっしゃいました。

「医者から自律神経失調症と診断されたけど、
安静に、と言われて診察が終わった」というお客様は、
休憩後に頭痛や肩こりが消え、
「夜も眠れるようになった」と感想をいただきました。


では改めてもう一度、

上部頸椎を大切にしている理由②
「第1頸椎の内側に、
自律神経の2番目の司令塔があるから」

でしたね。

上部頸椎を調整することで、
延髄を含む脳幹の血流が良くなり、
自律神経失調症の症状が改善する。
このように考えています。