コロナと栄養(ビタミンD)
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2020.11.13
こんにちは。
山形県鶴岡市の「女性とこどもの整体院 のびやか」です。
コロナの第三波が来たと言われていますね。
コロナウイルス感染症で怖いのは、
急激な重篤化ですね。
これはサイトカインストームと言います。
テレビ等で聞いた方もいらっしゃるでしょう。
免疫システムの暴走です。
個人的には、
「コロナには、いつ誰がかかっても
おかしくない状況」だと思っています。
だから、
かかったときに重症化しない体づくり
が大切だ、と私は考えています。
テレビニュースでは、
ワクチンや抗ウイルス薬の話メインですが、
国外では、栄養の観点からも
いろいろ調査されているようです。
ざっくりした研究では、たとえばこれ↓
ビタミンD欠乏で、コロナウイルス
(COVID-19)による死亡率が高まる
先日も書いたように
免疫にはビタミンCももちろん大切ですが、
栄養療法界隈的にホットなのは
ビタミンDだったりします。
ビタミンDの役割
重度のビタミンD欠乏症として
有名なのは、骨が変形する「くる病」です。
骨(カルシウム)の代謝に関わるからです。
臨床分子栄養医学研究会では、
軽度の欠乏症でも、
骨粗しょう症、関節痛、糖尿病、自己免疫疾患
(多すぎて書ききれない)などのリスクが高まる、
と学びます。骨だけじゃないんですね。
ビタミンDは、免疫細胞の過剰増殖を抑制します。
つまり、サイトカインストームのリスクを減らします。
ビタミンDを取り入れる2+1の方法
まず食べ物。
代表的なのはシイタケや鮭です。

前に、鉄腕!DASHの企画で
海自の潜水艦の取材がありました。
何週間も日に当たれない隊員の皆さんのために、
ビタミンD補給のためにシイタケを備蓄している、
という話をそのとき知り、
「へえーー」と思ったのでした。
息子がシイタケ苦手なので、
我が家では鮭の出番が多いです。
鶴岡のスーパーで売られてる、
庄内浜の生鮭をよく買います。
次の方法は日光浴です。
ただ、現代の日本人、大人も子供も
太陽の下での活動時間って
短い方が多いですよね。
外での作業が多い農家の方や、
私の父がそうだったように、
ガテン系肉体労働者なら、
十分合成できているかもしれませんが。
特に今年はステイホーム&リモワで
夏も引きこもりがちな方が
多かったのではないかと予想します。
日焼け止めを塗ってたら、
さらに合成量は減ります。

冬季うつはビタミンD不足で起こる、
と言われたりします。
これは、
冬の北国の人はビタミンD不足になりやすい
ってことです。
これからの季節、特に日本海側は曇りがちですね。
日光に頼るのは難しい。
食品や日光を意識しつつ、
足りない分をサプリで補うのは
大いにありかな、と思います。
1日1000IUとか。
これが「2+1」の「+1」です。
ちなみに、厚生労働省による
推奨量=340IU(8.5μg)
上限耐用量=4000IU(100μg)
です。
(上限耐用量=ほとんどすべての人々が、
健康障害をもたらす危険がないとみなされる
習慣的な摂取量の上限を与える量)
1000IUのこの商品↓はうっすら盛るイメージ。
気をつけたい事
ビタミンDのサプリには注意点が2つあります。
体内でビタミンDをちゃんと働かせるには、
マグネシウムが必要です。
蓄えたビタミンDを
活性型(体内で働く形)に変えるのに、
マグネシウムが必要なんです。
マグネシウムが低い状態で
ビタミンDばかりを増やしてしまうと、
・血管の石灰化
・尿中のマグネシウム排泄量増加
など、デメリットが大きいです。
マグネシウムで手っ取り早いのは
「にがり」「あおさ」です。
ミネラルは一気入れても吸収できないので、
「ちょい足し」がおすすめです。
以前書いたブログはこちら。
あと、がんの治療などに
10000IUとか大量摂取する場合は、
血中ビタミンD濃度の測定
が必須です。
過剰症があるからです。
測定する項目は
「25-OH(にじゅうご・おーえいち)ビタミンD」です。
検査なしで大量に盛るのは危険です。
サプリもうまく使って、
コロナに負けない体づくりを
していきたいものです。
【今日のまとめ】
・ビタミンD補給には椎茸、鮭、ひなたぼっこ
・マグネシウムも一緒に摂りましょう
・大量摂取(10000IU~)では、血中濃度モニター必須