酵素と補酵素
ブログ
2020.11.23
こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。
今日は代謝と酵素の続きです。
体内の化学反応が代謝で、
代謝の速度をアップして、
効率よい体づくりをするのが酵素
でしたね。
酵素って何からできてるの?
酵素のほとんどは
「たんぱく質」です。
たんぱく質は
炭素C、酸素O、水素H、窒素Nと、
ときどき硫黄Sでできています。
「たんぱく質ではない酵素」は
RNAです。
RNAはリボ核酸と言って、
リン酸の形でリンPが含まれます。
なので、酵素だけどたんぱく質とは
構成元素がちょっと違います。
酵素と補酵素の関係
ある酵素が受け持つ化学反応は、
基本的に1種類です。
1酵素=1反応。
これを基質特異性と言います。
酵素は
「1種類の部品(基質)を使って、
新たな物質(生成物)を
作り続ける工場」
とも言えます。
工場には、
部品を作るための
工具が必要です。
それが補酵素です。
文章だと「??」になるので、
スライドにしてみました。



どうでしょう?
これには名前がついていて、
「鍵と鍵穴説」
と言います。
現代はさらに進んで
「誘導適合モデル」
というのがありますが、
興味があったら適宜ググってください。
私が説明したいのはですね、
「代謝をスムーズに行うには、
酵素
補酵素
基質
のすべてが必要」
ということです。
酵素が主にたんぱく質なのに対し、
補酵素はビタミンやミネラル
の場合が多いです。
「三大栄養素
(炭水化物、たんぱく質、脂質)と一緒に
ビタミンやミネラルも摂りましょう」
というのは、
「代謝を行うために、
補酵素もきちんと補給しましょうね」
という意味なんですね。
ヒトの酵素たんぱく質の種類は、
今見つかっているものだけでも
7000種類
あるそうです。
また、酵素によって、
必要な補酵素は変わります。
「酵素、補酵素、基質」
この3つが十分あれば
いつでも代謝が行われて万々歳、
と思ってしまいたくなりますが、
世の中には
「代謝を邪魔する物質」
というのがあります。
次回の栄養のブログは
これをテーマに書こうと思います。