冷えとメンタル

こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。

前回の続きです。

体が冷えると、
どんよりとした気持ちになる方、
いらっしゃいませんか。

あとは「また冷えたー!(><)」って
イライラしたり。
それはなぜか? を考えます。

以前書いた血糖値の話
を先に読んでおくと、
理解しやすいかもしれません。

前回のブログの中盤あたりで、
体が冷えを感知すると、
筋肉が緊張して熱を産生する
という話をしました。

筋肉が緊張すると、
自律神経では
交感神経が優位になります。

交感神経=ストレスなので、
体はストレスに対応するために
副腎からコルチゾールを放出します。

コルチゾールの主な仕事は
エネルギー代謝の調整です。
肝臓に貯めていた
肝グリコーゲンを分解→
グルコースにします。

血管に放出されたグルコースは、
体のあちこちで回収されて、
エネルギーとして使われます。

肝臓は体の代謝の中心的存在

肝グリコーゲンは
肝臓にいくらでも貯められるものではなく、
成人男性で100-120グラムです。
肝グリコーゲン→グルコースは、
銀行に預けてたお金を引き出して、
財布に入れて使う感じ。

肝グリコーゲンを使い切ると、
体のたんぱく質=筋肉や、
脂肪を分解してグルコースを作るのですが、
この作業が苦手な人がいます。

すると、血糖値が下がる
低血糖状態になります。

低血糖になると、
体がアドレナリンやノルアドレナリンを
分泌するんでしたね。

重度の低血糖だと
昏睡やけいれんが有名です。
その手前、
低血糖に片足突っ込んでる状態だと、
イライラ、そわそわ、くよくよ
のような感情的興奮が起こります。
あとはものすごく眠くなったり。

昔のことを思い出して、
ひどく落ち込んだり、
怒りがぶり返すのも、
実はこのタイミングと
関係が大きいかもしれませんよ。
(と、研究会でのホットな話題を
さりげなくぶっこんでみる)

まとめると、

体が冷える

筋肉が緊張

交感神経優位

コルチゾール放出

肝グリコーゲンを分解

肝グリコーゲンが切れた後に低血糖

アドレナリン、ノルアドレナリン分泌

イライラ、そわそわ、くよくよ

体の冷えが心に悪影響を与えるって、
なんとなくイメージしていただけましたか?

ストレスなどで
交感神経が優位になると、
アドレナリンやノルアドレナリンを
出してしまうわけですが、
寒さもトリガー(引き金、きっかけ)になりうる
という話でした。

こんな状態を繰り返していたら、
メンタルに良くないし、
体の疲れも蓄積してしまいますね。

血糖コントロール=糖尿病
ってイメージありますが、
実はメンタル安定のためにも
とてもとても大切です。

前回のブログで、
栄養面からの冷え対策として
「鉄、B群、たんぱく質を意識」
「糖質に頼りすぎない」
と紹介しました。

それだけでなく、
血糖コントロールのために
☆3食きちんと食べる
人によっては
☆補食(おやつ)も食べる
のも大切です。

ちなみに、
のびやかの食事カウンセリングでは、
食事や補食で何を食べたらいいの?
という質問の他に
食べ方や食べるタイミングについても、
相談に乗ることができます。

ケチらずにここで書けよって思う方、
いらっしゃると思うんですが(笑)、
食生活だけでなく、
運動とか生活環境によっても、
アドバイスの中身は変わるんで、
ズバッとここでは書けないです。
(私のカウンセリングを
受けたことある人なら
わかってくれると思う)

話が栄養にそれましたが(笑)、
栄養は体の内側からの対策ですね。

穏やかな心身のために、
外側も、
「冷やさない」「寒くない」ではなく、
さらに一段階先の
「あたたかい」
環境を作ってあげようね、
という話でした。