プロテインが効かない理由
ブログ
2020.12.25
こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。
前回、三大栄養素のひとつ
「たんぱく質」の重要性について書きました。
食品やプロテインなどのたんぱく質は
そのままでは吸収できません。
ペプチド→アミノ酸
と細かく分解(消化)されて、
ようやく吸収されるんでしたね。
ところで、私は
民放局をつけると、
CMがおもしろく思えてしまい、
コンテンツより熱心に見てしまう民です。
整腸剤やナイアシン、GABA・・・などなど、
最近のCMを見てると、
分子栄養学が
ちょっとずつ広まってるなあ
と感じることがあります。
たんぱく質をアピールするCMも
増えてきました。
そのためか、お客様の中に、
家族や友人に勧められて
プロテインを飲んでる、
という方もいらっしゃいます。
勧めた側の方は、
疲れにくくなったとか、筋肉がついたとか、
メリットを感じているから
人に勧めるわけですが、
勧められた側の方は
特に変化を感じない
という場合がほどんどです。
このような方の場合、
せっかくのプロテインが
あまり消化・吸収されていない
と想像されます。
なぜたんぱく質は簡単に吸収できないのか?
もう一度、
前回と同じスライドをご覧ください。
実はこのスライドに答えが書いてあります。

たんぱく質消化のために
胃や十二指腸、小腸で
たくさんの消化酵素を使いますね。
前回書いたように、
消化酵素は
過去にその人が食べ、
吸収したんぱく質でできています。
たんぱく質不足の人は、
筋肉だけでなく、消化酵素も少ない
と想像されます。
「たんぱく質を
アミノ酸に消化するためのたんぱく質」
が足りてない状態。
たんぱく質という巨大分子のまま
小腸にたどり着いてしまうので、
小腸の壁から吸収できない。
これが、プロテインを飲んでも、
いまいち効果を実感できない理由です。
吸収を上げるにはどうしたらよいか?
プロテインを飲んで元気になれた人は、
巨大なたんぱく質分子を
ちゃんと消化・吸収できた人。
もともと丈夫な胃腸や腎臓を持ってる、
とってもラッキーな人です。
「軽症」とも言えます。
(高たんぱく食は、
腎臓に負荷をかけます)
プロテインが効かない人は
どうすりゃいいのよ、
という話になりますね。
まずは「よく噛む」が基本です。
世のお母さん、
家事や子供の世話が忙しくて、
自分の食事はテキトーになってませんか?
子供に栄養重視のおかずを作って、
自分には残り物、とか。
「よく噛め」と言ってるのに、
自分は時間が惜しくて丸のみしてた、とか
(↑経験者)。
人間の消化のスタートは、
胃ではなく歯です。
よく噛むと胃腸の負担を減らせるので、
体の疲れがマシになるはず。
腸内環境も良くなれば
お肌の調子も上がります。
サプリを利用するなら、
消化を助けてくれる
消化酵素サプリ。
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プロテインじゃなくてアミノ酸を摂る
という手もありですが、
一度にたくさん摂取すると、
高濃度のアミノ酸を薄めるために、
腸に水分が集中→もれなく下痢
になります。ご注意を。
トライ&エラーで
自分に合うものを見つけるのは、
とても大切で、
Aさんに合った食べ物(栄養)が
必ずBさんにも合う、とは限りません。
自分の体と相談してみましょう。