TCA回路に必要な栄養
ブログ
2021.01.08
こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。
のびやかのブログは、
難しいところは華麗にスルーして!
要点だけをわかりやすく!
をモットーに書いているつもりなのですが、
どうでしょう?
エネルギー通貨ATPを作るための3つの方法
のうち、今日は
〇ミトコンドリアマトリックスのTCA回路
について紹介します。
昨日のおさらい。

血管から細胞に入ったグルコースは、
まず解糖系でピルビン酸になります。
酸素がないとき、
ピルビン酸は乳酸になって肝臓に行き、
グルコースに戻って
再びエネルギーとして使われる
のでしたね。
酸素があるとき、
ピルビン酸は、細胞の中の
ミトコンドリアマトリックス
という場所に移動します。

そこでTCA回路という代謝経路が
始まります。
TCA回路とは
おなじみのWikipediaによると、
TCA回路の代謝はこんな感じ。

・・・嫌気がさしますね。
もちろん! 詳しい説明はしません!(笑)
とりあえず、TCA回路は
山手線のように
ぐるっと一周まわるんだな、
と知ってもらえればオッケー。
あと、赤っぽい小さい字で
「〇〇ターゼ」
「〇〇ナーゼ」
って見えますか?
これらはすべて酵素です。
「1酵素に1反応」
覚えてますか?
TCA回路で必要な栄養素
まず、たんぱく質。
酵素はたんぱく質からできています。
そして、
酵素がきちんと働くには、
補酵素が必要でしたね。
TCA回路に必要な補酵素だけを
抜き出すと、こうなります。

左側にあるCoQ10は、
コエンザイムQ10です。
CMなどで、聞いたことある方もいるのでは?
阻害する物質もある
一方で、TCA回路を邪魔する
阻害物質もあります。

いろいろありますが、
ヒ素、水銀、アンチモン、アルミニウム
これらは金属です。
たんぱく質や、
ビタミン・ミネラルをたくさん摂っても
有害金属がある環境では
代謝がストップしてしまう
という意味です。
水銀に代表される重金属の話は、
こちらをどうぞ。
代謝がどこで止まっているかは、
「尿中有機酸検査」
で調べることができます。
TCA回路の意義
TCA回路が一周すると、
ATPは1個作られます。
・・・これ、手間のわりに、
ATPの数が少なく思えませんか。
TCA回路はATPを作るんですが、
むしろ本業は、
次の「電子伝達系」のために、
水素をたくさん作る
です。
次回は、
電子伝達系について、
書きたいと思います。