「ミトコンドリア=電池」だと理解した件

こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。

ATPって何?シリーズ、
本丸の電子伝達系です。

細胞の中には、
いろんなパーツ、部品があります。

ミトコンドリアは⑨番

ミトコンドリアも、パーツのひとつです。

生物学の本を読むと、
「ミトコンドリアはエネルギー工場」
とあります。

エネルギー通貨ATPを大量生産するのが
ミトコンドリアの電子伝達系だからです。

この週末は久しぶりの大雪に、
家族総出で格闘しつつ、
ミニかまくらでビールを冷やしつつ、
電子伝達系とも格闘した3連休でした。

今は
「電子伝達系は水素電池なのね」
という理解になっています。

腰まで埋まった息子
リビング側のウッドデッキ
ほぼビール専用かまくら

電子伝達系=水素電池?

「ミトコンドリア内膜」
という場所で行われている「電子伝達系」

パッと見、とーってもややこしくて
そっ閉じしたくなる案件ですが、
内容はシンプルです。

まず最初に、
解糖系やTCA回路のおかげで
ミトコンドリアのマトリックスには、
水素がたくさんある
という状態をイメージしてください。

過去のもひっそりと差し替えてます(笑)


その水素が、
内膜の複合体(酵素)に近づくと
2種類の電子伝達系がスタートします。

2種類といっても、
入口がちょっと違うだけで、
途中と出口は一緒です。

①複合体(Ⅰ~Ⅳ)で
水素を水素イオンと電子に分ける。

②膜間腔にたまった水素イオンが
ATP合成酵素複合体を通る。

③ATP(エネルギー通貨)ができる。
(ATPはミトコンドリアの外に出て、
細胞の生命活動のエネルギーになる)

おまけ:
水素イオンは電子、酸素と出会い
水になる。

絵にすると下のようになります。

①複合体Ⅰからスタート版

CoQはコエンザイムQ10、
内膜での水素の運び屋。

シトクロムcは
内膜の上を動く、
電子の運び屋。

①複合体Ⅱからスタート版
②と③。大量のATPが合成されてゴール

水素電池は、
①水素を水素イオンと電子に分ける。

②電子は導線の中を流れ、
仕事をする。

③電池に戻った電子は
水素イオン、空気中の酸素と出会い、
水になる。

おまけの水素電池

細胞と水素電池のエネルギー通貨は
それぞれ「ATP」と「電子」
で違うんですが、
「きっかけは水素の分解で、
最後にできるのは水」
というのは同じ

だから、
「電子伝達系は水素電池なのね」
と思ってます。

ミトコンドリアは体内にどれくらいある?

人間の場合、
全体重の10%
がミトコンドリアです。

「あなたもわたしも、
体重の10%ぶんの電池
を背負って生きている」

ってことです。

そして、ATPは、
ミトコンドリアの中で、
作られては消え、
作られては消え、
これを何度も何度も繰り返しています。

こちらによると、
成人男性が一日で摂る栄養
2000キロカロリーのうち、
半分がATP合成に消費され、
これを重さに換算すると50キロ、とのこと。

体重の10%のミトコンドリアの中で、
毎日毎日、
体重に近い量のATPを合成してるんですね。

私なんかは、
「けなげだなあ・・・」
と思ってしまいます。

24時間はたらいている

脳内で擬人化してしまうあたりが
ヤバいですね(笑)

思いのほか長くなったので、分けます。