ミトコンドリアを元気にする方法

こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。

前回は、
水素電池の説明あたりで
マニアックな方向に行っちゃいましたが、
今日はまとめです。

まず最初に、
ミトコンドリアの元気度を
「直接」測る方法はありません。

食事データや、
血液検査での
たんぱく質、ビタミンミネラルの過不足、
あとは本人の疲れやすさなどで
「間接的に」推測します。

人間の燃料は、栄養

ATPをたくさん作る「電子伝達系」は、
水素電池に似ています。
水素電池を再利用するには、
「燃料」が必要です。

人間にとっての「燃料」は、栄養ですね。

まず必要なのは、グルコース=糖質
「解糖系」のスタート物質です。

たんぱく質や脂質も、TCA回路を回します。
が、
たんぱく質は窒素の処理で
内臓に負担がかかるし、
脂質代謝ができるのは、
酸素があるときだけ。
(いつか解説します)

窒素という余計なお土産が出ないし、
酸素がない環境でも、
解糖系でATPを作れる。

糖質は、
手っ取り早く、かつクリーンなエネルギー源
です。

糖質の大切さを訴えるために
たんぱく質と脂質をディスっちゃいましたが、
代謝をまわす酵素はたんぱく質だし、
ミトコンドリアの内膜と外膜は
主にリン脂質たんぱく質
でできています。

膜の流動性を高めるには、
油の質が重要でした。

TCA回路には
たくさんの補酵素がありましたね。

電子伝達系も、
硫黄や鉄などのミネラルが必要。

ミトコンドリアにゴキゲンに働いてもらって、
体をエネルギーで満たすには、
糖質、たんぱく質、脂質の三大栄養素、
ビタミン、ミネラル
すべてが重要
なんですね。

代謝を阻害する
「重金属」は避ける大切さも、
以前書いたとおりです。

ミトコンドリアを多く含む細胞は?

「細胞に含まれる
ミトコンドリアの数」は、
細胞の種類によって差があります。

多いのは、肝臓や心臓。
これらの臓器が筋肉よりも赤黒いのは、
ミトコンドリアの色のせいです。

あと、持久力の高い筋肉
「赤筋」もです。
マグロやカツオのような回遊魚は
ミトコンドリア多め=赤身。
ヒラメのような、
瞬発力が大事な魚は、
ミトコンドリアが少ないから白身です。

この1年、行ってない気がする(行きたい)
エンガワ食べたい・・・

ミトコンドリアが
最も多いのは「卵子」だそうです。
なんと、1つの卵細胞に
10万個のミトコンドリア!

受精~着床のあいだ、
受精卵は自前の栄養で
細胞分裂しなきゃならないですよね。

「着床までの約6日間、
受精卵のエネルギー源は
10万個のミトコンドリア

なんですねー。

妊活でお悩みの方がいらっしゃったら、
まず改善すべきは、
「日々の食事」だと思います。

これで、ATPを作る方法についての
話は終わりです。
おつきあいありがとうございました。

「ここがわけわかんなかった」
「ここ、間違えてるよ」
とかありましたら、
メールでもラインでも、
お問い合わせくださいね。

「こんな質問して大丈夫かな」
という心配はご無用ですよん。
「?」となってるのは、
たぶん一人だけじゃないから。

次から何を書こうかな、
「赤血球の大きさ(MCV)と体調不良」
にしようかな。

でも計画性ない人間なので、
ぜんぜん別の事を書いてるかも(笑)。