万人に合う食事法は存在しない

こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。

今日は
人によっては耳がいたい話です。

栄養学の勉強をしてる、
と話すと
「ファスティングはどうですか?」
とか
「糖質制限ってどうですか?」
とよく聞かれます。

(ほんとによく聞かれる)

多くの方が
知りたい、
興味がある、

ってことなんだと思います。

うまいこと言えたら良いんですが、
学べば学ぶほど、
「人による」と言うようになりました。

聞いた方はスッキリしませんね。(ごめんね)

でも玉虫色な回答になってしまう
理由があります。

糖質制限の場合

糖質制限は
糖質以外の栄養素
(たんぱく質、脂質)で、
エネルギー回路を回そう、
という考え方です。

だから、
たんぱく質や脂質を
きちんと代謝できる人に

向いている食事法です。

反対に、
実践講座では、
たんぱく質代謝が苦手な人、
たとえば
〇腎臓に問題ある人
〇胃液など消化酵素が足らない人

それから、
脂質代謝が苦手な人
〇鉄やカルニチンなど、
脂質代謝に必要な栄養が足りてない人
〇何らかの病気で
脂質代謝ができない人

あと、
たんぱくや油を糖に変える
「糖新生」が苦手な人
〇肝臓が弱ってる人

などは、
糖質制限に向いていない、と習います。

ファスティングの場合

ファスティングは
摂取カロリーを最低限にして、
代謝や体の中身をガラッと変える方法。

ハイリスク・ハイリターンな食事法です。

だから、
ファスティングで何より重要なのは、
指導者選び
です。

たとえば
「ファスティングすると毒素が出ます」
とか聞きますが、

毒素ってなんでしょう?

ハイリスクな方法だからこそ、
ファスティングの仕組みや目的、
「毒素」みたいなフワッとした単語の中身を
きちんと説明できる指導者
選びましょう。

検索すると、
「妊婦さんやお子さんには
お勧めしません」
と書いてあるサイトが多いです。

妊婦さんも子供も
栄養の需要が
とんでもなく高まっている時期
だからです。

「誰にでもできる」
などと謳ってるところは、
避けた方が賢明
だと思います。

悩んでいる方へ

「期待した成果が出なかった」
「最初はうまくいったけど、
止めたら元に戻った」
というのは

「原因はそこじゃない」

ってことです。
食事法も同じ。

ご自身や大切な家族の
ままならない状況に疲れてしまって
何かにすがりたくなる気持ち。

すごくよくわかります。
私もそうだったので。

もしかすると、
食事療法で一番大切なのは、
うまくいかないときに、撤退する勇気
かもしれません。

「対症療法」ではなく、
「根本原因」を探しましょう。