赤血球は大きさが大事

こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。

分子栄養学って?
のつづき、
「やさしい分子栄養学」
の勉強会に向けた、
予習っぽいことを書いていきます。

今日は赤血球まわりの話。

まず、ヘモグロビン

血液の中にある赤血球は
「酸素の運び屋」
酸素は、赤血球の中の
ヘモグロビンとくっつき、
肺から全身に運ばれます。

血の赤は、ヘモグロビンの赤です

ヘモグロビンは、
たんぱく質でできています。

健康診断の必須項目のひとつ
ヘモグロビン(Hgb)
鉄欠乏性貧血の指標ですね。

ヘモグロビンが低い
=酸素運搬能力が低い
=疲れやすい、息切れ、めまい
 などの「貧血症状」が出る

知ってる方が
たくさんいらっしゃると思います。

次にMCV

MCVは、赤血球の大きさ
です。
Vは「Volume(体積)」、
この項目が測定されるかどうかは、
健康保険のプランによるんだと思います。

MCVが低い時は鉄・たんぱく不足、
反対に高すぎる時は
葉酸・ビタミンB12不足

と考えます。

何らかの栄養素が足らないらしい
とわかったとき、
あわてて足すのではなく、
(先のブログで書いたように)
「なぜ足らなくなったか?」
という原因を想像します。

足らなくなった原因がわからずに
食事やサプリだけを足しても
いたちごっこだからです。

例えばMCVが高すぎる場合。
葉酸・ビタミンB12不足なら、

〇そもそも食べれてない
(特にB12は、
動物性たんぱく質に多く含まれる)

〇消化できてない
(B12を吸収するのに胃液が必要)

〇腸内環境が悪い
(葉酸もB12も腸内細菌が作ってくれる)

〇お酒飲みすぎ
(アルコールが葉酸の吸収を下げる)

あたりを想像します。

MCV高すぎが良くない理由

肺で酸素をゲットした赤血球は
太い血管から毛細血管を通って、
全身に酸素を運びます。

赤血球は毛細血管の直径より大きいので、
通過するときは体を折りたたみます。

MCV高値
=赤血球が体をうまく折りたためない
=酸素を運べない
=貧血

というわけです。

詰めこむとまた目がまわるので、
今日はこのへんで終わります。