数値を読むときは「マスキング」に注意

こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。

「やさしい分子栄養学」
勉強会に向けた話です。
前回は
赤血球は大きさが大事

赤血球の大きさ「MCV」の数値は、
貧血やたんぱく質不足
で下がり、
葉酸、ビタミンB12不足

で上昇する
とお伝えしました。

では、
貧血やたんぱく不足で、
なおかつ
葉酸、ビタミンB12も足りてない人

の数値は、
どうなると思いますか?

鉄も
たんぱくも
ビタミンB群も足りてない場合

(葉酸もビタミンBの一種です)、
MCVは
「理想値に近い数値になる」
ことがあります。

数字を上げる要素と
下げる要素が
綱引きをしてるような感じでしょうか。

これを「マスキング」と言います。
プラスとマイナスの要素があるせいで、
「本当の状態」
を覆い隠して(マスクして)いるんです。

だから、
MCVが正常値でも
明らかに貧血症状や
たんぱく質を食べてなさそうな食生活」
の場合は、

「MCVは大丈夫だね!」
ではなく、

「たんぱく質も、
葉酸とV12も
足りてなさそうだね」

という結論になります。

「すごく不健康そうなのに、
数値だけ優等生」
という場合には、
注意が必要です。