ASTとALTからわかること

こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。

前回の続き
「やさしい分子栄養学」
勉強会に向けた予習です。

肝臓の逸脱酵素、
ASTALT

(「逸脱酵素」の正体は
1個前のブログを見てね)

肝臓以外の体の様子を
いろいろ推測することができるので、
私はわりと好きな項目です。

AST、ALTから
これらのことが推測できます。

★たんぱく質の過不足
★糖質の過不足
★脂肪肝の有無
★ビタミンB6の過不足
★腸内環境
★精神状態

★たんぱく質の過不足

酵素の材料はたんぱく質のなので、
数値が低すぎたら
「たんぱく質を食べれてない」
もしくは
「食べてるけど消化できてない」
のどちらかか、
あるいは両方
と想像できます。

★糖質の過不足

たんぱく質が足らないってことは、
他の栄養素で
エネルギーを補う必要があるので、
てっとりばやく
糖質に頼ってる可能性が高い。

何度も言ってるように、
糖質は大切なエネルギー源です。

でも、
砂糖や精製糖質
に頼った食生活だと、
ビタミンやミネラル不足になりやすい。

あと、最近話題の
「血糖値の乱高下」
も気になります。

血糖値は、自律神経を介して
こころと深くつながっています。

血糖値に乱高下が起こると、
精神的にもジェットコースター。

それが当たり前になっちゃって、
自覚症状に乏しい人もいます。

「ジェットコースター大好き!」
という人でも、
「乗ってるとリラックスする~」
って人はたぶんいないでしょ?

★脂肪肝の有無

反対に数値が高すぎたら
「脂肪肝」
と想像します。

脂肪肝=メタボ
なイメージですけど、
食習慣によっては、
華奢な人でもなりえます。

整体のお客様でも
「すごく華奢だけど、
隠れ脂肪肝かもなあ」
と感じる方は時々いらっしゃいます。

数値読みに慣れてくると、
なんとなーく見えるようになります。

そういう方に尋ねると、
だいたい貧血持ちです。
その理由も勉強会で。

★ビタミンB6の過不足
★腸内環境

ASTとALTのバランスからは、
ビタミンB6不足
かどうかがわかります。

「B6を含む食品を食べれてない」
とか
「腸内環境がよろしくない」
と想像します。

赤血球とB12でも
ちらっと紹介しましたが、
B群は腸内細菌が作ってくれるビタミンです。

★精神状態

B6は、脳でも補酵素として働きます。
うつっぽいとか、
幸せ感が少ないとか、
「性格」ではなくて
「栄養不足の症状」
かもしれないですよ。

以上、
ASTとALTから見えてくる
いろんな状態や症状を、
かなり駆け足で紹介しました。

勉強会では、
もっとディープに説明します。

ひとつ大切な注意を

これを読んで
「よし! じゃあ、B群足せばいいのね!」
とドラッグストアのサプリコーナーに
走ろうとした方、

ちょっと待って!

栄養ドリンクや、DSのサプリには、
問題点・懸念点があります。

勉強会では、こういう話も
お伝えするつもりです。