ナイアシンとコレステロール
ブログ
2021.03.25
こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。
花粉症対策としてのナイアシン
継続しています。
鼻水や目のかゆみがでる日はあるけど、
だいぶマシじゃないかなあ、という感じです。
今日もナイアシンの話をします。

以前、
「解糖系でのエネルギー産生や、
筋肉での乳酸の分解に
ナイアシンが必要」
と書きました。
ナイアシンは、
乳酸脱水酵素の補酵素です。
エネルギーをたくさんつくる
ミトコンドリアマトリックスの電子伝達系
ここでもナイアシンは必要です。
ナイアシンは
脂肪細胞のヒスタミンを放出するので、
人によっては
花粉症を抑える効果もあります。
いろんな代謝で大切なナイアシン、
今回は「ナイアシンとコレステロールについて」です。
コレステロールは、ホルモンの材料です。
テレビを見てると、悪者に見えますが。
体に絶対必要なものです。
健康診断では
「LDL」「HDL」という項目があります。
LDLは、
肝臓から末梢に向かうコレステロール
なので、
この数値が高いと動脈硬化につながります。
HDLは、
末梢から肝臓に戻るコレステロール。
LDL→悪玉
HDL→善玉
と呼ばれます。
The mechanism and mitigation of niacin‐induced flushing
この論文によると
ナイアシンは
肝臓での中性脂肪合成を下げ、
LDLも下げる。
それから、HDLも上げる。
悪玉が下がって、善玉が上がるから、
願ったりかなったりです。
HDLが上がるきちんとした理由
はまだわかってないようです。
肝臓でのHDL異化(≒分解)を妨げる
そうなので、
ナイアシンがHDLを増やすというより、
HDLを長持ちさせる
のかもしれないです。
大事なのは、
「尿酸値が高い人にはNG」
です。
尿酸値を上げる効果もあるからです。
ご注意を。