売り切れでも大丈夫

こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。

ちょっと前に
某麦芽飲料が売れすぎて、
増産が間に合わずに販売停止」
というニュースを見ました。

「麦芽飲料」って、ビールじゃないですよ🤣

緑色のパッケージで、牛乳に混ぜて飲む、
ココア味のアイツです。
(こどものころ好きだったな)

「手軽においしく、栄養を補給したい。
あわよくば免疫力も上がるんじゃないの?」
というニーズにマッチしてるから、
売れたんでしょうね。

ただ、
分子栄養学を勉強してる今の私としては、
「ほんとに免疫力を高められるのか?」
というのは気になるところです。

原材料名を見てみましょう。

いろいろ入ってますね。

次に「栄養成分表示」を見てみましょう。

では、分子栄養学的観点から、
わたしが気になったところを挙げていきます。

①鉄+砂糖

鉄と砂糖は、
「日和見菌や悪玉菌の二大大好物」です。

腸は免疫のかなめ。
免疫力、という意味では
非常によろしくない組み合わせです。

詳しくはここを。

②カルシウムとマグネシウムのバランス

カルシウムには、骨格形成だけでなく、
ホルモン
神経伝達物質の分泌
筋肉収縮
などいろんな仕事があります。

あの麦芽飲料+牛乳150mlで
カルシウムは395mg摂れる。

カルシウムが仕事をするためには、
マグネシウムというサポーターが必要
です。
よく言われるカルマグ比率は2:1。
カルシウムが395mgなら、
マグネシウムは200mgはほしい。

でも、麦芽飲料にマグネシウムの表記はない。
牛乳150mlに含まれるマグネシウムは
15mg。

200mgほしいのに、実際は15mg。

全然足らないので、
マグネシウムの補給を
別途考える必要があります。

③ビタミンの表記があいまい

「ビタミンB6」と言っても、
実は6種類あります。

B12は4種類。
Dは2種類。
ナイアシンも2種類あります。

そのうちのどれを使っているか、
明らかにされていません。

例えばB12のひとつ「シアノコバラミン」は、
体内で活性化されるときに、
微量のシアン化合物が血中に放出されます。

でもこの商品にそれが入ってるかどうか、
確かめようがない。

他にも
「免疫を守る白血球に必要な
ビタミンCが足らなすぎる」
「粘膜細胞の強化に必要な
亜鉛、ビタミンAの不在」
も気になります。

おわりに

目くじら立てて
「ダメ!」
って言いたいわけじゃないです。

こういう
「売り切れ続出で買えません💦」
ってニュースを見て、
「うちはないけど、大丈夫かな?」
って、ソワソワどきどき不安になる人、
いると思うんです。

そういう人に
「なんだ、なくても大丈夫ね👌」
って思ってもらえたら嬉しい。

あと、ここで知っておけば、
お店に行ったときとかに
自分で判別できるようになりますよね。

そういう思いで書きました。