「ビタミンC不足=壊血病」の「手前の症状」とは
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2021.05.09
こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。
ビタミンCの役割について書いてきました。
○白血球の遊走性を高める(免疫)
○コラーゲンの合成に関わる(美肌)
○ドーパミンから
ノルアドレナリン、アドレナリンへの合成(ストレス)
○抗酸化力
○カルニチン合成
○コレステロール代謝
○鉄の吸収率を上げる
ビタミンCが足りないとどうなる?
人間は、自前でビタミンCを合成できません。
食べ物から摂る必要があります。
では、なんらかの理由で
ビタミンC不足になったら、
「材料不足」になったらどうなるか。
○白血球の遊走性が下がる
→風邪がいつまでたっても治らない
○コラーゲン合成できない
→皮膚の張りが失われる
乾燥、青あざができやすい、歯茎の出血
○ノルアドレナリン、アドレナリンを作れない
→やる気が出ない、うつっぽくなる
○抗酸化力の低下
→活性酸素を除去できない
老化が進む
○カルニチン合成できない
→脂肪燃焼できない
エネルギー不足で疲れやすい
○コレステロール代謝できない
→LDL(悪玉)からHDL(善玉)への
変換がうまくいかない
○鉄の吸収率が下がる
→貧血、疲れやすい
C不足=壊血病、と習うけれど
生化学や栄養の本だと、
「ビタミンC 不足の症状」として
「壊血病」が挙げられます。
上にも書いたように、
C不足では
コラーゲンを合成できなくなります。
コラーゲン不足になると、
血管や皮膚の張りが失われ、
全身から出血しやすくなって、
最後には死に至る。
これが壊血病。
大航海時代の船乗りの多くが、
壊血病で命を落とした、
という痛ましい話があります。
上に挙げた「ビタミンC不足の症状」は、
「壊血病の手前の症状」
と言えます。
「ビタミンC不足は過去の話」ではない
と思うのです。
ビタミンCの需要が高まる生活、
たとえば、
○ストレスフルな生活を送ってる人
○たばこを吸う人
(たばこ=体にとってはただの「酸化ストレス」です)
○なんらかの炎症がある人
あとは、そもそもビタミンCを食べれてない人
○コンビニ飯や冷食が多く、
生野菜や果物を食べる機会が少ない人
あなたの不調の原因は、
ビタミンC不足かもしれないですよ。