ビタミンBはチームで働く

こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。

ビタミンCの話ばかりだったので、
B群の話をしたいと思います。

その前に、いろいろとおさらい。

皆さんご存知の通り、
五大栄養素は、
糖質
たんぱく質
脂質
ビタミン
ミネラル

です。

三大栄養素
「糖質、たんぱく質、脂質」
は、
○からだを作る
○からだを動かす
ための栄養素です。

では、ビタミンは?

厚生労働省のサイトによると、

エネルギー産生栄養素に比べ微量ではあるものの、
人体の機能を正常に保つため必要な有機化合物。
体内ではほとんど合成することができないため、
食物から摂取する必要がある。

とあります。
ビタミンは、三大栄養素のように
「体の組織や、エネルギー」にはなりません。

「人体の機能を正常に保つ」
これは、代謝をスムーズに動かす
と言い換えることができます。

代謝に必要なのは「酵素(触媒)」、
酵素をきちんと働かせるには、
「補酵素」が必要、でしたね。
ビタミンは、「補酵素」としての働きをします。

脂溶性のA、D、E、K
水溶性のB群、C
があって、
B群は
B1
B2
B6
B12
パントテン酸(B5)
ビオチン
ナイアシン(B3)
葉酸

8種類です。

エネルギー産生でのビタミンの働き

人が活動するためのエネルギーは
ATP(アデノシン三リン酸)。

ATPの大半は、
エネルギー工場「ミトコンドリア」
の中で作られます。

工場の第一工程はTCA回路です。

TCA回路をぐるっと一周すると、
ATP1個と水素4個が作られます。
水素は第二工程の電子伝達系に運ばれて、
ATPが最大28個作られる。

TCA回路をスムーズに動かすための
補酵素がこちら。

葉酸以外のB群が勢ぞろいですね。
補酵素は、工場のラインを動かすための
工具みたいなものです。

このどれか1つでも足らないと、
工具が足らなくて、TCA回路がまわりません。

「B群を補充するときにはセットで」
が大切です。

なお、
葉酸はエネルギー産生には出てきませんが、
解毒や
アミノ酸、DNAの合成
で必要です。

優先順位が低い、
というわけではありません。