ビタミンB2の仕事(脂質代謝と成長)

こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。

今日はビタミンB2、「リボフラビン」です。

栄養ドリンクやビタミン剤を飲むと、
おしっこが黄色くなりますよね。
あれは、体内で使われなかった
余りもののリボフラビンです。

「フラビン」は
生体にある蛍光イエローの色素
という意味です。
おぼえるならフラビン=蛍光イエロー

一部のお客さんはうちで見たことがある(笑)
「世界一やさしい!栄養素図鑑」では、
ビタミンB2は
脂質の代謝をうながすダイエットの味方
と紹介されています。
脂肪分解の補酵素のひとつだからです。

栄養素が擬人化されてるので、
とても親しみやすいです。

「脂肪」が「燃焼」?の意味

脂質代謝の正式な呼び方は「脂肪酸のβ酸化」です。

いわゆる「脂肪燃焼」ですが、
これって、本当に火がついて燃えてる🔥🔥🔥
というわけではないですよね。

化学の世界だと、
「物質に酸素がくっつく現象」が「酸化」
で、
「熱や光を伴う酸化」が「燃焼」
です。

厳密にいうと、体内の脂肪分解では、
「脂肪は燃焼はしてない」。
でも、燃焼も酸化の一部なので、
イメージしやすいように
「脂肪燃焼」と呼んでるわけです。

リボフラビンを補酵素としているのは、
脂肪燃焼の他に、
TCA回路、電子伝達系
にもあります。

これら3つの共通点はエネルギー合成です。

厚生労働省日本人の食事摂取基準2020年版
水溶性ビタミンの項目では、

>欠乏すると成長抑制を引き起こす。
>また、欠乏により、
>口内炎、口角炎、舌炎、脂漏性皮膚炎などが起こる

とあります。

「成長」の具体的な中身は
子どもから大人への成長
の他に、
爪や髪の毛、皮膚の成長
も含みます。

「口内炎には」でおなじみのチョコラBBには、
ビタミンB2が配合されています。

リボフラビンを多く含む食品は
レバー、うなぎ、さば、たまご
のような動物性食品
あとは、キノコ類、アーモンドも。

リボフラビンは
水に溶ける(水溶性)ので、
煮汁ごと食べれる料理がいいですね。

それから、腸内細菌もリボフラビンを作ってくれます。
やっぱ腸内環境は大切です。