B12と赤血球

こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。

ビタミンB12は4種類あります。
シアノコバラミン
ヒドロキシコバラミン
アデノシルコバラミン
メチルコバラミン

どれもおしりに「コバラミン」とついてますね。
B12は金属の「コバルト」を含むビタミンです。

骨の中の骨髄で、
赤血球や白血球、血小板が作られます。
これらは「血液の素」です。

赤血球が成熟して完成形に近づくと、
細胞から核が抜け(脱核)
元のサイズより小さくなります。
このときに必要なのがB12と葉酸。

B12や葉酸不足だと
大きい赤血球が出来上がります。
これが、
巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)。

赤血球は酸素の運び屋です。
大きい赤血球は毛細血管を通れないので、
全身が酸欠になります。

貧血=鉄不足
なイメージですけど、B12や葉酸不足でも
貧血になりえるってことです。

MCVの理想値は90-92あたり。
これより高い時はB12や葉酸不足、
低い時は鉄、たんぱく不足と考えます。

ここでもやっかいなのがマスキング。

B12、葉酸、鉄、たんぱくの全部が足らないと、
90くらいに落ち着いちゃう場合があります。

やはり「数値だけ」では判断できない。
日頃の食生活や、
疲れやすい、冷え性などの症状も重要です。

B12を食品から摂りたければ、
何よりも動物性たんぱく質です。
肉、魚、たまご。

菜食の方はB12不足に注意です。
菜食を続けて、
貧血症状や手足のしびれ、チクチク感が出てきたら、
菜食に向いてないのかも。
菜食のお母さんから生まれた赤ちゃんも要注意です。

B12の吸収には胃液が必要です。
胃が委縮してたり胃を切除した方は、
吸収が落ちます。

たいていの場合、
日本国内でB12配合の商品に入ってるのは、
安価で安定してるシアノコバラミン。
iherbでも安いサプリに使われてます。

4種類のうち、
体内でそのままの形で使われる=活性型
なのは
アデノシルコバラミン
メチルコバラミン
です。

余談ですが、
私がB12をサプリメントとして摂る時は、
活性型を入れたい。
だから、アデノシルコバラミンやメチルコバラミンを
選んでいます。
そうなると栄養ドリンクはもちろん、
DSのサプリなんかも全滅です。

なので、ドクターズサプリかiherbになっちゃうんですね。

でもドクターズサプリは病院に行かなきゃだし、
iherbは個人輸入。
どっちも敷居が高いじゃないですか。
昔の私のように、
よっぽど困ってる人じゃないと手を出さない。

よくある「効いた気になるサプリ」ではなくて、
「ちゃんと効果のあるサプリ」
を気軽に試せたらいいんですけどね。
メーカーさん、なんとかなりませんかね、といつも思います。