ストレスと生理不順、PMS

こんにちは。
山形県鶴岡市の
「女性とこどもの整体院 のびやか」です。

今日は生理のお話。

学校の保健体育では
「女性の生理周期は約28日」と習います。

実際には「正常な周期は25~38日」
まったくの狂いなく、28日ごとに来る人は
広い世界のどっかにいるかもしれませんが、
めったにいないと思います。

一方、
「ストレスで生理不順」
はよく言われます。

「予定より早く来た」
「生理遅れた」
「止まっちゃった」ってときに
「思い返すと、ストレスあったなあ・・・orz」
と遠い目になったことのある方は、けっこういるはずです。
私もあります。

生理の周期を決めるホルモンは
プロゲステロン(黄体ホルモン)
です。

なぜストレスを感じると生理周期が狂うのか?
このとき、体の中で何が起こっているのか?

答えを先に書いてしまうと
抗ストレスホルモンも、性ホルモンも、原料が一緒だから
です。

抗ストレスホルモンと性ホルモンの原料

皆さんご存知、コレステロールです。

悪く言われがちなコレステロール、
実はすごく重要なんだよ、ってことを
ここでもご理解いただけるかと思います。

コレステロールから作られる抗ストレスホルモンは
「コルチゾール」です。
精神的ダメージや、
炎症のような体のストレスがあるときに、
たくさん作られます。

性ホルモン側では、
まずは「DHEA」という男性ホルモンが作られ、
次にテストステロン(これも男性ホルモン)、
最後にエストロゲン(女性ホルモン)ができます。

実践講座によると
通常、コルチゾールとDHEAは
1:1
の比率で作られるらしいのですが
(文献が見つからなかった)。

心身に何らかのストレスがかかると、
コルチゾールの需要が高まる
→DHEAの生産量が落ちる
→エストロゲン不足
というのが考えられます。

プロゲステロン→コルチゾール
ここの代謝の活発度によって
プロゲステロンが足らなくなる人もいれば、
過剰になる人もいるでしょう。

エストロゲンが減ったり、
プロゲステロンの増減が起こるなら、
イライラしたり生理周期が狂うのはさもありなん
という気がします。

ホルモンバランスの崩れは、
体がストレスから生き延びるために起きたことです。
そして「無理」って悲鳴を上げている状態。
一時的ならともかく、
慢性的になってるのは、普通じゃない。

体からのメッセージを聞いてあげられるのは、
本人だけ。
○精神的なストレスから離れる
○ちゃんと病院に行く
○慢性炎症を治す
など、自分に優しくしてあげたいものです。

次回は生理のトラブル対策を
栄養の観点から考えてみたいと思います。