「痩せたきゃ肉食え」の理由と、「肉食っても痩せない」理由

ちょっと前に
「痩せたければ肉を食え」
「肉ダイエット」
って流行りました。

「肉が脂肪燃焼を助けるから」
という内容だったはずです。

「痩せたきゃ肉食え」の理由

中性脂肪は、
飢餓に備えるためのエネルギー貯蔵庫
です。

あぶらを食べすぎれば、体につきます。
炭水化物
たんぱく質
も、カロリー消費しきれずに余れば、
体の脂肪になります。

中性脂肪は
アルファベットの「E」みたいな形をしています。
縦棒がグリセリンで、
横棒3本がそれぞれ脂肪酸。

グリセリン+脂肪酸×3→中性脂肪
は、脂肪合成。

脂肪を減らしたいなら、
①中性脂肪→グリセリン+脂肪酸×3
を経て、
②脂肪酸→二酸化炭素+水
に分解してあげたい。

①になっても、消費されなければ、
また中性脂肪に逆戻りです。
①から②への変化に必要なのが
「カルニチン」と「酸素」です。

細かい話をすると、
①は細胞の細胞質
②は細胞のミトコンドリア
で起きます。

脂肪酸が
細胞質からミトコンドリアに移動するときに、
カルニチンの船に乗っていくイメージですね。
「カルニチンシャトル」と呼んだりします。

カルニチンは
肉や魚のような動物性たんぱく質に含まれます。
多いのは羊の肉や、牛の赤身肉。
だから
「痩せたければ肉を食え」

酸素はご存知、
「有酸素運動」
です。

「肉食っても痩せない」理由

いろいろあると思いますが、
「肉と一緒に脂身も食べちゃってる
=カロリーオーバー」

「有酸素運動してない
=カロリー消費してない」
というのはどうでしょう。

「調味料の糖分」
もあるかもですね。
焼肉のたれ、すごい甘いですよね。

あとは、
一気に肉を食べると消化できなくて
腸内環境が悪化
→善玉菌が減る
→短鎖脂肪酸が減る
→脂肪燃焼の効率ダウン
とか。

ストレートすぎるというか、
身もふたもない結論になっちゃいましたが、
やっぱ
「ダイエットに王道なし」
だな、とつくづく反省した次第です。
(ちょっと心当たりがあるw)